TOOL編

 私が普段使用しているTOOLを紹介しましょう。私は工具を、第1に価格。第2に機能、使いやすさ。で選んでいます。


◎ ハンドドリル(RYOBI)

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 車いじりに使う目的でホームセンターで¥6000くらいで購入し、主に、ピンバイスにチャックできない4mm以上の穴あけに使いますが、丸いパーツの形成に旋盤の様に使うことが多い。
 コストパフォーマンスの割に使用機会が少ないが、持っていると楽なTOOL。

 実は、4mm以上の穴開けは、プラにかかる負担が大きく、穴の周辺が抉れたり、欠けたりするので、大きな穴を開ける際は、小さめの穴を開けてヤスリやキリで広げてやったほうが綺麗に仕上がる。

 出番が少なめですが、チャックするパーツサイズに制限がないところが良い。要するに、咥えるパーツサイズの幅が広いということ。
 それと、無段階速度調整機能が良い。
 高速で回転させると、プラが摩擦で溶けてヤスりの目が詰まったり、元パーツがゆがんだりするので、無段階速度調整は大変ありがたい。
 円筒形パーツの全周にスジボリ・・・膝のマルイチパーツの全周にスジボリするとき超便利。
 盛り付けたパーツを均等に削るなど、穴を開ける目的以外で使用することが多い。
 なので、購入の際は無段階速度調節できるものが良いです。

 大抵できますけど。

◎ ハンドドリル(PROXXON)

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 RYOBIのハンドドリルは便利だけど、でかくて重いのでちょっと使いづらい。
 なので、PROXXONのハンドドリルを買ったんですが・・・

 1.0、2.35、3.0mm軸のチャックが付いていてチャックするパーツが制限される。
 8000から12000min(回/分)の速度調整機能付きだが、プラを削るには、8000回転でも速すぎてプラが溶けてしまう。

 穴あけなんか一瞬で終わってしまうので、失敗が怖くて使用できない。
 なので、パーツを一気に切断したい時と、大量に大胆に削りたい時に使ってます。 

◎ ヤスリ

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 愛用しているヤスリです。
 ホームセンターで売っている目立て用と呼ばれるノコギリ等の歯を磨くために使われるヤスリです。
 今じゃ歯が1方向にしか付いていないプラモ用ヤスリが発売されていますが、昔はこんなものを買うしかなかった。

 研磨カスが詰まりやすく、マメに金ブラシで研磨カスを取り除かなければならない事が難点ですが、歯が1方向のみについている為、研磨面が荒れずエッジが綺麗に出る。
 握りの付いていないタイプが使いやすく、使う時は、研磨面がブレないようにヤスリを固定し、パーツを手前に滑らせるように使用する。

◎ ヤスリ (タイラー)

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 ガンプラ改造していると、切り出したプラ板を積層後表面処理したくなる。
 多くの場合金属ヤスリで処理しますが、金属ヤスリだと削り過ぎが気になるし、紙ヤスリだと時間がかかるしエッジが綺麗に出ない。

 そんな場合、粗い紙ヤスリをプラ板に貼って使うことが多いんですが、プラ板を本来の目的と異なる事に使用する事に抵抗を感じるし、目の粗い紙ヤスリを両面テープで貼っても抵抗が大きく、貼り付けたプラ板からムニムニとずれを感る・・・

 そんな時に見つけたのがこれ。←リンクhttp://satellite-tools.com/index.html

 3個入りで結構安価。(メーカー小売価格 税込み¥294)
240、320、400、600、800番がラインナップ。

 あらかじめ持ち手つきベースに貼り付けられており、両面テープで貼った時のややムニムニずれる感じが一切ない。更に、市販のサンドペーパーより長持ちする!!・・・気がするが気のせいでない筈。

   とても気に入っているので、無くなると困る。

 アマゾンでも売ってるから買ってあげて―  

◎ 彫刻刀

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 彫刻刀です。切り出し刀といわれるものです。
真ん中は、平刀。
 小学生の時に図工の時間に購入させられたものを今でも使っています。
 勿論何度も砥ぎ直しています。
 ポリパテを混ぜるとき、盛り付け、パーツの削りだし、ランナーから切り離したパーツのバリ取り、一旦張り合わせてしまったパーツの分離などなど、あらゆる用途に使え私のガンプラ改造に切っても切れない道具の1つです。

 ・・・てか、切れ味は鋭いぞ!

 これは鋼の良いものを選びたい。必然的に高くなってしまいますが・・・

◎ ホームセンターで買ったニッパー

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 その昔友人は、爪切りで代用していましたが、モデラーならばもっていたい。てか、今、爪切り使っている人はいないよね?

 これは、ホームセンターで購入したもの。
 主に、ランナーからのパーツの切り出しや、ランナーの切断、パーツの不要部分の切断など、刃こぼれを気にせず大物を大胆に切断するときに使用。
 1mm程度のアルミ線なら余裕で切れます。
 細い金属線の切断にも使えますが、目こぼれに注意。
 ピアノ線は太さにかかわらず無理。
 ホームセンターで山済みされている格安品から選ぶ際は、閉じたときに刃がぴたっと合うものを選ぶべし!
 焼きの入っていない格安品であれば、前述の、目の細かいヤスリで切れ味を戻すことができます。

◎ GodHand ブレードワンニッパー

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 言わずと知れた、プラモ専用片刃ニッパー。

 前述のホームセンターニッパーで切り出したパーツに残ったゲートの切断に使用。
 実家の新潟に帰省した際、フェアに来ていたゴッドハンドのおにーさんが暇そうだったので話しかけ、気にはなっていたが高価で手を出せずにいたこいつを試し切り。
 で、切れ味に驚き即買い。


 べ、別に、暇で可哀そうだから買ったわけじゃないんだからね!

 いいです。すごくいい。

 ただ、まだ100%使いこなせたとは思えない・・・

 まれに、左利き用があると良いなぁ〜と思うときあり。 例えば、MGジムスナ2系のブルパップマシンガンのキャリング部分の切断とか。

◎ ホビーソー

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 ノコギリです。パーツの切断に使います。
 このノコギリは切断面が0.5mmほど詰まってしまうので切断面にプラ板をはさんで延長する場合0.5mm余計に挟まないと計算より短くなってしまいます。
 逆に、0.5mm幅詰めに使えます。実際0.5mm程度なら加工後の手間を考えたらやりませんけどね・・・

◎ ハセガワトライツール モデリングソーセット

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 プラパーツを切断する時は、主にこれで行ってます。
 板自体がしっかりしていて切れ味がとても鋭い。あまり力を入れずに切断できるので、切り口がゆがむ事が少ない。

 主に使用しているのは、下の2つ。
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 カッターの歯と交換して使用できるものや、デザインナイフの刃と交換できるものもありますが、イマイチ・・・ P5290008.jpg

◎ ノギス

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 Mitutoyoのノギス。
 加工したパーツの正確な寸法を出すときに使用します。 
 定規では測りにくい始点終点間に膨らみのあるパーツの寸法を調べたり、同一形状のパーツを複数作成する時の寸法チェックに重宝します。
 ランドセルの寸法や、太ももなどは、これで計測しています。0.05mm単位で計測できます。
 小さなパーツなら、咥える部分で直角のチェックに使用したりできます。
 こいつも大分前に買ったもので、今なら小型で軽く、計測値がデジタル式の読みやすいものが売ってるので、購入を考えている方にはそっちを勧めます。
 自分は、中学校の授業で読み方を習ったけど、今の中学生、そんなこと授業で教わるんだろうか・・・

◎ FUNTECスジボリカーバイト

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 結構いい値段しますが、私は筋彫りにこれを使ってます。
 硬合金(タングステンカーバイト)を使用した刃は、折れたら絶対に削り直せないと感じる程の硬さ。0.15mm、0.25mm、1.0mm、1.5mmを持っていますが、メインは0.15mmと0.25mm。

 1.0mm以上は削り跡の波打ちが気になり始めるので個人的にちょっと…

 とにかくひじょーに硬い反面、とても繊細でデリケート。
 筋彫り時、金属テンプレートを使用しちょっとでもテンプレートに掛かろうものなら刃が欠けます。なので、使う際は、筋彫り用のガイドテープを使用したほうが良いです。

 何度か床に落とし買いなおした経験あり。
 削り直しができないか尋ねたところ、購入と同じくらいの費用がかかるので、断念したとのこと。

 持ち手はドリル用に持っていたピンバイスを利用していましたが、ちょっと重いし、4つも持っていると差し替えが煩わしく感じだす。  なので、工具店で見つけた0.5mm専用のピンバイスのチャックを加工して使ってました。

 しかし、これも1個¥700位するんですよね。


 もっと安く済む方法は無いか考えた結果がこちら。

 ¥100ショップで購入した鉛筆に、約3.0mmの穴をあけ使ってます。 軽くて安いし結構いいです。
 細いと感じたら鉛筆用グリップも使えるしね。


 それに、鉛筆を利用するまでは、写真の¥100ショップで購入した薬ケースを利用して保管していましたが、装着したまま鉛筆立てに立てておけて、使いたい時にすぐに使える!

 めんどくさがりの私にぴったりです。v( ̄Д ̄)v イエイ

◎ 精密ドライバー

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 ¥100ショップで購入。
 時々、ガンプラにねじ止め必要キットがあるので持っています。

 しかし、主な使い道はガンプラへのマイナスモールド加工。

 まさかと思うけど、2mm以下のマイナスモールドを、なんかチゼルとか、なんとかバイトで彫ってませんよね?
 時間と気を使うのでやめた方がいいです。

 それより、精密ドライバーマイナスを使い、ジッポで熱して押し付ける方がはるかに簡単で早い。
 ただ、先端を鋭く削っておかないと、熱して押し付ける際、『ぬるっ』と狙いから外れる事が多いので注意。

◎ ZIPPO

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 加工に疲れた時に一服する際に使用。



 ・・・・


 んな事はない。 自分、タバコ吸わないので。

 精密ドライバーを熱する際に使用。


 ¥100ライターでも可能なんですが、ライターを点けている間は、片手が使えなくなる。
 じゃあ、蝋燭で良いんじゃないか?  すすが結構出るんで、マイナスドライバーを押し付けた跡が真っ黒になるんですよ。

 なので、少々重さがあり、点けたらテーブルに立てて両手を使えるようにと、ヤフオクで入手。

 
 アルコールランプ買えば良いだろうって? ガンプラ改造にそんなに金掛けます?

P5290010.jpg  オイルは、同じく¥100ショップで購入したものを使用。(中国製)

 純正品と違って、安いけどやや煤が出る。
 けど、蝋燭に比べると雲泥の差。



◎ やすりほう台

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 主にタイラーを使用していますが、ラインナップに無い番手のサンドペーパーを使いたい。もっと幅広面を処理したい。切らして買いに行くのがめんどくさい、売ってない。
 そんな場合に、使用するのがやすりほう台。

 サンドペーパーを固定する際は、ぷよぷよした耐震衝撃吸収素材の薄いもので貼り付ける感じ。粘着力が弱くなった際は、洗えば再利用できるのですが、この粘着シートは1mm程厚みがあり、表面処理時力強く使用するとぷよぷよシートがエッジを吸収してしまい甘くなる。

 そんな訳で、パーパーの固定には市販の両面テープを使用してます。
 ほう台のエッジが鋭く成形されているので、コの字パーツの内側、角の処理に向いてます。





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