マテリアル系


 使用している部材ついて、メーカーの息がかかっていない一般ユーザーとして、歯に衣着せぬレビューを公開。購入の参考にしてください。


タミヤパテ

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 主にパーツ同士の隙間の補修や、浅い凹みにの補修に使用します。
多分タミヤで一番初めに商品化されたパテではなかったでしょうか? 32g¥250と、g当り¥7.8となっており非常にリーズナブル。
ラッカー系パテのため、「Mr.カラー薄め液」で溶いてサーフェイサー代わりに使用することが可能です。
 チューブから出した感触は、冷蔵庫から出した直後のマーガリンくらい。
乾燥時間は盛り付け量、気温に左右されますが、2時間あれば硬化します。(なるべく薄く盛り付け)

 硬化後の硬さは、ポリエステルパテより少し硬いくらい。プラへの食い付きはさすがラッカー系かなり良いです。難点としては、多量に盛り付けると若干肉ヤセする事、大きな凹みに多量に盛り付けるとプラを犯す場合があります。

 へら(私の場合彫刻刀)を使ってこんな感じに薄く盛り付けます。

 プラモ加工に慣れてくるとパテを使わなくなるので、最近半分も使わないうちに固まって捨ててます。勿体ない!(T_T)

◎ タミヤエポキシパテ

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 主に全く形の無い所からの造形、多量に盛り付けじっくりと造形したい場合はこちらが便利。
写真は今は製造されていない初期タイプ。タミヤパテとしては、2番目に製品化されたものだと思います。
 乾燥時間12hという事から、現在発売されている紫色のケース高密度タイプと同等品と思われます。
因みにタミヤからは、速硬化タイプ(硬化時間6h)と高密度タイプ(硬化時間12h)の2タイプが発売されています。
使い方は、透明フィルム2枚にサンドイッチされた2種類のパテを同じ長さに切断し、そのままでは手にくっつきますので水を少量つけて良く混ぜます。
タミヤパテが苦手にしていた大きな凹みに多量に盛り付けても全く肉引けせず、プラを犯すことも有りません。
15g¥300と、g当り¥20とチョット割高。
必要量が目視し易く無駄になりにくい。水を付けながら納得いくまで形を直せる為、粘度細工が好きだった私は、発売直後かなり使いました。
硬さは、キャラメルくらい。
難点は、少量使用することが難しいこと、(混ぜにくい、同量切りにくい)
寒いと混ぜにくいし、硬化時間が遅い。手が臭くなる。
 近年、有害性が報告されており、手袋をして混ぜるようにと指示があり。
・・・私はあまり気にしていませんが、使用後、なんとなく手がかゆくなる様な、ややむくむ様な感じあり。
自分の肌がデリケートだと感じている方は、手袋推奨。


◎ タミヤ・エポキシ造形パテ (速硬化タイプ)

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 現在発売中のエポキシパテ速硬化タイプ(6h)。
内容量と価格、扱い易さなど、全ての面が旧タイプから改善されています。
 とてもソフトで伸びがよくプラへの食いつきもgood!。硬さは、固めの水あめと言った感じで触った感じ「超ー気持ちいいー」(by水泳金メダリスト、北島康介選手。) 
べたべたと手に付く事もなくとても混ぜやすく、匂いも気にならない。
以前の使い勝手を知っている私はかなりのカルチャーショックを受けました。
 難点としては、とてもソフトな為、パテ剤をサンドイッチしている透明フィルムが剥がしにくい事、軽く持っても透明フィルムからパテ剤がはみ出し、外袋()にパテ剤がくっつき、取り出しにくくなる事ですね。
 保存は、細かいゴミからパテ剤を守る為にも外袋に入れ、箱に入れて保存する事をお勧めします。
 つまらない事ですが、使用説明書は、初期タイプとまったく変わっていません。
 有害性については、タミヤエポキシパテを参照


◎ タミヤポリエステルパテ(緑蓋)

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 ポリパテ、エポパテと同様に使え、比較的短時間で加工したい場合に使用します。
タミヤで一番最後に製品化されたパテ。主材に硬化剤を混ぜ合わせ使用します。乾燥時間約1hと短く自由な時間が少なくなった最近の私にぴったりです。硬さは、3種類中一番柔らかいかな? 120g¥980と、g当り¥8.16とタミヤパテに次いでリーズナブル。
盛り付けベースのプラをあまり犯さず多量に盛り付け造形することが可能です。硬化剤を使い切った時はサービス窓口から手に入れる事ができます。

 かなりソフトな感じでヘラ離れが悪く厚く多量に盛り付ける時少し苦労します。
が、固化剤の混入量で固さと時間を調節できるようです。
又、きめ細かく削りやすいトコが気に入ってます。(硬化剤ブレンド量は主剤と同じ長さと書いてありますが、同じ長さが難しい。
キャップと同じ色になるように混ぜると適量のようです。)

 また、チューブ内で主剤と分離している紅茶色の溶剤が曲者で、主剤に対して溶剤が多いとかなり柔らかくなり、少ないと固め。
チューブのねじ部に付こうものなら、全てを使い終わらないうちにキャップが固着。外そうと四苦八苦しているうちにチューブが破れ使用不能になる事100% 今回で2度目です。(-_-;)
 使用後は口に付いたパテを綺麗にふき取り、キャップは緩めに締め、口を上にして何かに立て掛けた状態で保管しましょう。

 同じ経験がある皆さん、田宮に改善メールを送りましょう!

 固着したキャップを上右のように加工しました。キャップの滑り止め部分を全てニッパーで切ってしまいチューブに穴を明ける為の出っ張りを根元からカットします。蓋は、竹串を利用していますが、密閉が少し甘く固まりつつあります。が、結構使いやすい!


 黄色蓋の新タイプがラインナップされ、販売終了かな?

◎ 瞬間接着剤

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 最近、これを良く使っています。なかなか優れものと思います。キチンと蓋をしておけば固まることなくかなり長い期間保存が可能です。しかし、必ず立てて保存しないと蓋が緩い為か液漏れします。
 また、小さな隙間に流し込みパテとしても使用可能です。
 ハイスピードと書いてありますが、硬化時間は余り変わらないような・・・
 自分は、瞬間接着剤にあまり思い入れはなく、安くて使いやすいものを使用しています。


◎ タミヤパテホワイトタイプ

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 一応、持っています。
 赤や黄色の原色ライトカラー用の隙間埋めとして購入したのですが、個人的にあまり使っていません。 
 と、言うのもグレータイプに比べてとてもソフトで固まる時間が長い。それと、プラをかなり侵すんです。
 言い換えると食いつきが良い筈ですが、思ったほど食いつきがよくない。多分、着色のホワイト成分が多すぎで食いつきがスポイルされている感じ。
 かなりソフトで、柔らかさの感じで言うと、マヨネーズかな。 
 糸を引くのでヘラで塗り付ける際、塗りたくない部分に糸引いたパテが付き、奇麗な面を侵されてしまう・・・

 ちょっと使いにくく感じているので使ってません。 私の友人は絶賛していますが。

◎ タミヤセメント(ABS用)

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 不思議な事に、ミスターホビーからではなく、タミヤからのラインナップ。 ABS樹脂パーツを強力に接着します。
 プラ用の接着剤、いわゆる白蓋より溶解度が強く、むにゅ接着がやりやすい。

 ABSとプラモを接着可能と言う事ですが・・・ 試したけど、接着できなかった気がします。(記憶が定かではありません)

 最近のガンプラはABSが増えてきたので、重宝します。 
 ただ、ガンプラは基本接着剤いらずなので、無くても問題ありません。自分の場合、嵌めたり外したりを繰り返すため、ダボをバカ穴にすることが多いのでよく使います

 色は、本来は透明で、私のは経年劣化で黄色いのかもしれません。 

◎ パテ革命「モリモリ」40g

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 120g入りが¥980だったかな? 大きな穴埋めなどに使う場合、エポパテよりこちらのポリパテの方が、肉引けするけどやりやすい。
 でも、大抵1回に10gも使わないんですよ。
 で、ちょっとだけ使った後、再び使おうとした場合・・・

 固まって蓋が開かない → 仕方なくチューブを破いて使う → 保管できないので棄てる

と、なった場合に安く済むのでこれを買ってます。
が、グラム当たり¥8.16の120gタイプの方が2倍くらいコスパが良い。 
買うときいつも悩みます。¥400くらいが適当だと思うんだよねー 示し合わせたようにタミヤの40gも同じ値段。 

色以外選択の余地ありません。( ´Д`)=3 フゥ

 利点は、なんといっても切削が気持ちいいのと、乾燥時間。
 大体、30分〜1時間くらいで固まり加工可能になりますが、1時間位だと、持った感じ何となく湿っぽい。
この時点で加工をする場合、大まかに形を出して再び盛りつけるって場合が殆どかな。
 プラモに使用する場合、ほぼ、形が整って表面処理を行うなら、湿り気が取れる1日後以降。
 更に、サフ吹いて塗装を行うなら完全に肉引けが収まるのに1か月以上乾燥させる必要がある。

 結局、模型店で販売しているポリパテは、レジンに置き換える前のフィギュアの元型作成用途だと感じます。
 1kgタイプが販売している事からその事は明白かな。

◎ MR.マークソフター

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 最近、ガンプラでも一般的になってきた水転写シール。
エアブラシ塗装後のキットに貼り付けるなら持ってたほうが良い。
 なぜなら、エアブラシ塗装後の表面は、塗装粒子によって微妙に凸凹しているんで、そのまま貼り付けると浮いた感じ(密着せず空気が挟まって白っぽく見える。シルバリングって言うらしい。)がするんです。

 そんな時、キットに乗せて水気を吸い取った後でこいつを軽く乗せる。
で、大体30秒から1分くらい後、綿棒を縦にしてポンポンと軽く叩くように密着させる。
 この時、綿棒の湿り気と角度、スライドマークへの当て方が重要。

 1.綿棒はわずかに濡れていたほうが良い。 完全に乾いた綿棒を使用すると、貼ったばかりのシールが綿棒に貼り付いて再起不能になるので要注意!! むしろびしょびしょでもいい。
 2.馴染ませる時、綿棒を縦にして先で叩くように使う。 綿棒の腹を使うと、これまたスライドシールが貼りついて再起不能。
 3.スライドマークが馴染んで水分をふき取る場合、綿棒の腹を使いマークの中央から左右の端に向かって、転がすように2度に分けて水分をふき取る。
  端から綿棒の腹を使って一気に水分を吸い取ると、またまたシールが綿棒に貼りつくことがある。

 結構気を使います。

 初期のガンダムスライドシールは、シート全体に糊成分が載っていて?結構べたべたした感じがあったんだけど、最近のスライドシールは、マークの下にしか糊が付いていないみたい。しかも糊が薄い気がする。
 

 大型シールや曲面、筋彫りを跨いでスライドシールを貼る場合、効果を発揮します。

 しかし、この場合も注意が必要な点が1つ。
 Mr.マークソフターは、スライドシールを柔らかくする訳ですが、厳密にいうと?マークがふやけて柔らかくなるんです。
つまり、ぴったり貼り付けた大型スライドシールにソフターを載せると、ふやけてシワが発生する。

 自分は、大型マークの場合、完全に乾燥させた後、マークソフターを載せ、浮いている感じがするポイントにハセガワトライツールケガキ針で、突き、ソフターを浸透させるように使い、素早く拭き取る事で対応しています。

 使った感じ、濡れているより乾燥しているマークに対しての方が効果を発揮する様です。
 正直、わずかにノリ成分を含んでいてほしい。
 マークセッターをいくらかブレンドすると良いかもしれません。

◎ Mr.セメントSP(スーパーパワー)

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 いつも使っているタミヤセメントに比べると、速乾性なためか匂いがちっとキツイ。
 キットの隙間に流し込み、短時間で接着する使い方の為、少々はみ出しても目立ちにくい事が特徴。
 『スーパーパワー』と言うけれど、タミヤセメントと比較するとそれ程接着力は強くない。
 個人的に、はみ出しても目立たない特性を生かしたい場合に使用しています。

  ◎ タミヤセメント(流し込みタイプ)

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 いわゆる、緑蓋。
 白蓋接着剤から透明樹脂成分を抜いた製品の様です。
 私の中では、隙間に流し込み強力に接着したい場合、こちらを使う事が多い。
 単純にタミヤセメントの低粘度版の位置づけ。 接着力はタミヤセメントより落ちますが、Mr.セメントSP(スーパーパワー)より強力に接着できます。
 乾燥時間は、スーパーパワーより遅くタミヤセメントと同等くらい。
 タミヤセメントは、この流し込みタイプより接着時間が遅い筈ですが、粘度が高く生渇きでも強力な接着力がを発揮するので、乾燥が早く感じます。

◎ タミヤセメント

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 一番使う接着剤。通称白蓋
 ガンプラを塗装で仕上げる場合、どうしても合わせ目が表面に来る箇所がある。
塗装すると隙間が塗料を吸って合わせ目がバレバレになる・・・そんな時に使うと良いんじゃない?(自分は、スナップキットのガンプラでも、全ての組み立てに接着剤を使いますが)
 また、小さな隙間を消す場合にパテとして使う事もある。
 改造を行う上で欠かせないアイテムなのだ! 何故か博士口調。(^○^)

 昔、オタクなんて言葉がまだなかった時代…プラモ趣味が結構特殊趣味に思われていたころ、ガンプラにはラーメンの粉末スープみたいなひし形ラミネート袋に、接着剤が封入されて付属していた事…覚えてる人いるかなぁ〜
 他社のプラモには、鉛チューブの接着剤が付いていたか、市販の接着剤を買え的なスタンスでしたよね〜 遠い目

 その頃、多分、一番初めに商品化された接着剤だったと思う。 多分。

◎ タミヤポリパテ(黄色蓋)

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 最近発売されたポリパテ。 黄色蓋と呼んでます。  こいつの特徴は何といっても『肉ヤセ肉ヒケがない』こと。

 ケースにも、そのように書いてあります。
 これは、画期的な事ですよ! ・・・と個人的に思う。

 その為、市場から緑蓋が消えつつあります。
 気になるのは、以前の様に120g容器の製品もラインナップされていること。そして、そちらには『肉ヤセ肉ヒケが少なく』と書いてある。
 同じ成分だよね?

 どう言うことだろう…(-ω-;)ウーン

 とにかく、プラモに使えるポリパテが出てきたと言うこと。  お気に入りのポリパテですが、蓋が張り付きやすいのはそのまま。









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