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RGM−79
GundamVer.1.5を使って、ジム指揮官機を作ろう!

 08/01/31
 ザクVer2.0が発売されてからと言うもの、多くの模型紙でバリエーション機も含め数々の作例が紹介されていますが、連邦サイドでザクと同じ量産MSでありながら数々のバリエーション機が存在するにもかかわらず、完全やられMSとして新商品発売時にしか紹介されない不幸なMS・・・それがジム。
 ジムVer2.0の発売が予定されていますが、ザクのようにバリエーション機は2.0化されないのではないでしょうか・・・
 そんなジムをMG研は応援します。p(^0^)q

 と言う事で、先日友人と秋葉原に言った際、ガンダムVer1.5が我が家に在庫していると言う理由で入手した、B−CLUB『ガンダムVer1.5→ジム改造パーツ』を使用して、機動戦士ガンダム戦場の絆に登場するRGM−79ジム指揮官機を、ジムVer2.0が発売される前に!造ってみようと思います。(絶対間に合わないかも・・・(・・;))
  パーツ構成は下記の通り。頭部、コックピットハッチ、腰部アーマー、足パーツ、バックパック、ビームスプレーガン。
 さて、まずはVer1.5を仮組みしましょう。様々なMGを作ってきた今では、1.5の少ないパーツ数はとても新鮮。組み立て説明書も、(×2)と省略されておらず、作る個数だけ工程図に書き込まれています。
 残念なのは、一体成型の足のインナーフレーム。若干ずれているのかふくらはぎのパーツがフィットしません。外側はフィットするのに残念です。確か、OYWを組んだ時もそう感じたような・・・
 それともう1つ。左写真のような丸いくぼみがパーツの外側にかかっており、直線が1部欠けているように見えるんです。
 フロントアーマーやふくらはぎパーツのパーツ同士の接地面などに出ておりかなり不自然に目立ちます。
 上写真のふくらはぎ下にの方にも僅かに不自然な切り欠きがある事に気が付いたでしょうか?
 個人的に非常に気になります。
 さて、次は改造パーツの方です。 こちらはヒジョーに良くできています。パーツを洗浄しつつ観察したところ、一体どうやって原型パーツを作ったのか首をひねってしまいました。
 と、言うのは、どんなに気を付けて原型を製造してもパーツの裏面には、プラ板を張り合わせた際に生じる僅かな凹凸や、ポリパテを盛った膨らみが残る筈なのですが、一切見られないのです! 全くありえないっす!
 そして、流石大手メーカー製ガレージキット! おそらくですが、真空脱泡機を使っていると思われ、気泡が殆ど見られません。
 ただ、残念な事に硬化時間より少し早めに型から引き抜いた為か歪んでいるパーツがありました。熱湯につけるとパーツは柔らかくなり直す事ができます。
 左が修正前。右が修正後。

 この位の事があるのがガレージキットですから。すんなり組めるとつまらないよね?
 こちらはピームスプレーガンの砲口。キャスト品の為穴があいていません。
 まずは中央にトライツールケガキ針で当たりを付け、0.9mm、1.5、2.2、3.0mmとドリルの歯を少しずつサイズアップして穴を空けていきます。
 一気に空けるとぶれた際に修正が難しくなりますのでお勧めできません。 また、サイズアップして行く際は、徐々に肉厚が薄くなって行くので、ドリルの進むに任せて穴をあけず、ドリルを引き戻すように少しづつ空けて行かないと、パーツが割れてしまうので注意してください。
 今回ドリルを使いましたが、ノコでスリットを引いてしまうのも『有り』だと思います。ただ、先端部だけは予めドリルで穴を空けておいたほうがリアルです。
 と言う事で、仮組み終了。 かなりかっこいい(^o^)丿
 難点はやはりふくらはぎ周辺ですね。 プラパーツとの相性がかなり悪く、熱湯修正を何度も試みましたが挫折しました。(-_-;)
 複製品は原型より僅かに小さくなるようで、元のキットに改造パーツを合わせていくとその差が良く分かります。
 ここは、固定で行く事になると思います。

 『ジム指揮官機』と言っても見た目の違いはビームサーベルの本数だけ。 写真では、ガンダム用のバックパックを付けています。改造キットのバックパックを付ければジムになるコンパチブルです。
 膝から脛にかけてのパーツは恐ろしく薄く、多分0.3mmを切っています。C面部では透けて裏が見えます!
 試していませんが、OYWを使っても組めると思います。ただ、脛パーツの薄さからモールドを刻むことは多分無理で、極薄プラ板を貼り付ける手法で、キットパーツと雰囲気を合わせることになると思いますが・・・
 さ、来週は塗装に入れるか!?
2/22 今日は、塗装の下地を作りつつ各パーツの調整を行いました。
 ご覧のように、キャストパーツの脛とふくらはぎパーツは、インカ遺跡の石組み真っ青の驚くほどのマッチングを見せますが、ふくらはぎ後ろ側パーツとのマッチングは、内側は隙間が激しいし、外側は相性がいいものの段差があり、素人の石組み以下です。
 何度も熱湯修正を試みたのですが、こちらを立てるとあちらが立たず・・・ イラッと来て思わず握りつぶしてやろうかと・・・(-_-;)
 で、せっかく購入したパーツですが、ふくらはぎのキャストパーツは使わず、キットパーツを加工して使用することにしました。 蓋を開けてパーツを確認していた時、プラキットとのマッチングを考えるとこのふくらはぎパーツを収縮するキャストパーツ化する事に疑問を感じていたので・・・
 その方法ですが、大した事はありません。上左写真の黒印部分をカットするだけで、上中写真レベルのマッチングが確保できます。
 この方が絶対お勧めです。
 ただ、キットパーツは膝ダクトの『逃げ』部分が凹んでいますのでエポキシパテで修正します。下地作りで何度も取り外すパーツなのでポリパテは厳しいですねー。修正ついでにセロテープマスキングしてパーツの隙間も調整しました。
 また、熱湯で強引に修正した脛パーツは、やはり1mm程度収縮しているらしく裏のパーツと相性が悪いのでキャストパーツに1mm程幅増ししています。加工時に強度不足からの破損が予想されたので、0.5mmプラ板2枚により幅増ししています。 更に、熱湯修正のねじれにより、脛パーツが若干細くなったので、0.13mmプラ板(エバーグリーン製)をガイドとしてポリパテで修正。
 こちらは、足首のポリキャップ。
 OYWでもやりましたが、『ペターン』とした足をボリュームアップしたように見せる為、取り付け上面を1mmカットしています。
 OYWでは赤い、通称『スリッパ』と呼ばれる部分の取り付け面を1mm嵩上げ、脛と太股も4mmずつ延長しましたが今回はジムですから行いません。
 ガンダムよりかっこよくなると個人的に不満・・・(^^ゞ
 と言う事で、ジムホワイトディンゴ仕様完成です。 いやいや、うそです。下地処理完了です。
 ギガかっこいいー! イケてますね!(^o^)丿

 もうちょっと手を入れたくなりますねー


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