RGC−80S
ジムキャノンロケットバズーカ仕様をMGで作りたい!
2020.10.04
プレミアムバンダイ限定のMGジムキャノンは、スタンダード版、ジャブロー防衛仕様、北米戦線仕様、ホワイトディンゴ仕様の4種類があり、全て成形色違い。
HGUCの様に空間突撃仕様や、ロケットバズーカ仕様が欲しいなぁ〜と考え、パーツの余剰もあるし、加工詳細が不十分だったように思うので、作ってしまう事にしました。
余剰パーツがあるとはいえ、パーツの大半が不足しており、まず、バンダイスピリッツにパーツ請求を行います。
パーツの在庫を確認してみると、スタンダード版は、ほぼパーツ在庫がない。
しかし、全塗装前提で考えると、上記4種類のどれかのパーツがあればよく、また、ものによってはジム2.0のパーツがつかえます。こんな時、色変えバリエーションは助かりますね〜
因みに、2021/04月時点での在庫状況は・・・
ジムキャノン・・・×
北米戦線仕様・・・△
ジャブロー防衛仕様・・・○
ホワイトディンゴ仕様・・・○
でした。
そこで、スタンダードジムキャノンの余剰パーツをベースにし、不足はベース塗装が楽に済むだろうグレーパーツが豊富に入っている北米戦線仕様をチョイス。
用意(注文)したパーツは・・・
Cパーツ・・・10、11、14
頭部内部フレーム。ジム2.0でも可。
Aパーツ・・・26、25
トサカ。どれも欠品だったためジム2.0用チョイス。ただし成形色はクリアブルー
GCB3・・・7、6
頭部外装、後頭部
GCA1・・・19、17、13、8、14、11、12、16、9、18、15、6、7
肩のキャノン関連とランドセル、腰の後ろスカート
6、7はキャノンのマガジン。腰に取り付けたい場合はMAX3個まで注文可能。
H・・・33、43、21、20、44、26×2、45、46
腰のフレーム(念の為)
I・・・43×2
サイドアーマーの裏板
そして、デカールは、北米戦線仕様にしました。
ベースキットは、MGガンダムOYWを使用します。
では、簡単なランドセルのプロテクター?から始めます。
まず、重量感を与えたかったので、パーツをポリパテで裏打ちします。
ポリパテは肉引けが気になるんですが、パーツの裏打ちがやりやすい。今回は行ってませんが、盛り付け前に余計な部分に付かない様、マスキングをすると良いです。
マスキングテープは、盛り付け後、完全硬化前に取り除くと良い。
ランドセル取り付け部の四角い部分に行うと、余計な表面処理が省けます。今回、手を抜きました。
そして、完全硬化後サンドペーパーなどで表面処理。
裏面の表面処理が終わったら、増加装甲表現を行うため、1mm幅増します。その下準備として、0.5mmプラ板を写真の様に貼ってC面を消します。
本当は、直線部と、斜めの部分を2回に分けて行ったほうがプラ板のつなぎ目に隙間が生じずが上手く行きます。今回は時短を狙ったので、あらかじめプラ板のつなぎ目に隙間ができない様、重なる部分を斜めに加工してから貼ってます。
幅増し加工後パテでC面消しをしてもかまいませんが、プラパテもわずかに肉引けするので、個人的にはプラ板を多用してます。
接着は、作業を急いでいないので、プラ用接着剤を使用。
一日で作業を終えてしまいたい人は瞬間接着剤を使うんでしょうが、私は集中した作業時間が取れないのと、パーツを捻った時に瞬間接着剤は割れやすいので、プラ用を好んで使用しています。
接着剤が固まったら、ニッパーやデザインナイフで余計な部分を大まかにカット。その後、金ヤスリで表面処理。
『え〜、金ヤスリだと削り過ぎちゃうんじゃない?』
と、思うかもしれませんが、軽ーい力で使用すれば、この様な広い面が多い時には、まず、出っ張ったところから削れるので、気にしなくで大丈夫。
ヤスリがパーツ全体を表面を撫で始めると、ヤスリを引く力が軽くなるので面一に削れて来たかが分かります。
コツは、面一になった際、できるだけ多くのパーツ表面にヤスリが当たる方向に引く事ですねー
C面処理が終わったら、プラ板で幅増し。タミヤの1mmプラ棒を使いました。
作業マットにパーツとプラ棒を押し付けるようにして、できるだけ面一になる様接着。(気持ち、プラ棒が表面から出っ張るように力加減で調整)
プラ棒接続面に隙間が生じないよう注意。わずかな隙間は、接着剤を利用したむにゅ接着で消します。
接着剤がはみ出して欲しくない個所や、接着面が少ない箇所は、流し込みタイプを使います。
ポリパテの表面処理に気泡が見えますが、更に上からプラ板を貼ってごまかすので気にしない。
肉引けだけでなく、こんな気泡跡が出てしまうので、ポリパテはちょっと… な感じです。
便利なんですけどねー
表面処理は、後でまとめて行うので、パーツとプラ棒の隙間にだけ注意。
さ〜、ここからが本番。
全長を測り、等間隔になる様隙間を計算、そして、エバーグリーン製0.38mmプラ板(棒?)を写真の様に、弾き出した等間で貼りつけ。
固まったら、次にプラストラクト?(Plastruct)製0.8mmプラ棒?を隙間に貼り付け、十分に固まったところで、不要部分をニッパーでカットし、一気に表面処理。
この時の表面処理は、粗目の耐水ペーパーで行います。
要は、厚みの異なるプラ材で段差を表現すればいい訳ですよ。こんな時、1mm以下の素材として海外プラ板は便利。
ただ、サイズが豊富ですが結構高価なので、投げ売り時にまとめて購入すると良いスよ。滅多にないけど。
で、気泡があった裏面にプラ板を貼りつけ。ここだけは、瞬間接着剤を使用。ポリパテとプラ材は、プラ用接着剤でくっつかないので。
エバーグリーン製、0.38×2.0mmプラ板を使いました。
格子状に貼ったりするとリアル。
・・・完成後、殆ど見えないけど。
最終的にサフ吹いて、接着面の隙間をチェック。
上手くなれば、一切パテを使わずに仕上げる事が可能。
2021.07.02
今日は、頭と腰に手を入れます。
頭。後頭部のアンテナの盛り上がった部分は、前回1mm角棒を丸く成形してつくりましたが、今回は、液体サーフェイサーで作ってみました。
最初に後頭部のアンテナを切断。0.7mmの穴をあけておきます。
で、マスキングテープで盛り上げたい大きさまで巻き付けて、サーフェイサーを盛り付け。
タミヤファインサーフェイサーを使いました。Mrサーフェイサーより粘度が高く、ボテっと盛れて、乾燥後柔らかくて削りやすい感じです。
乾燥したらマスキングテープを取り除いて成形。
結果的に、成形がめんどくさい。丸プラ棒か、伸ばしランナーが良いですね。
Σ(゚□゚;)
てかてか、切断した後頭部のアンテナを再利用すればいいのでは!?
アンテナ基部はメタルパーツを使います。
腰。比べてみると、おおよそ大きさは同じ。だけど、腰アーマーの取り付け方法が全く違う。分かっていたけど。(左写真)
特に、サイドアーマーの取り付けと、取り付け後、前後アーマーとの位置調整がめんどくさい。
O.Y.Wのアーマー取り付け軸を2.0アーマーに移植して付ければ簡単だろう?と考えていたのですが、ここまで違うとね〜
そこで、2.0アーマー取り付け基部をO.Y.Wにそっくり移植する事にしました。
まず、OYW腰パーツを写真の位置で切断。(左上と、上真ん中)
そして、写真の位置に切り込みを入れて、横からこう切断。(右上、左下)
で、2.0のアーマー基部を赤線で切断し、こんな風にOYWパーツの上に乗せる感じで接着する。
こうすると、接着強度が保たれつつ、面倒なアーマー取り付け位置だしも省略できる。
上半身と、足を取り付けてみないと正確な位置が出せないので、マスキングテープの仮固定です。
ふんどしは、前方に張り出し過ぎないように赤線で切断してます。
2021/07/27
今日は、右胸のダクトから、キャノン基部を仕上げます。
以前仕上げた時は、右胸を大胆にカットして加工を進めていましたが、途中で必要最小限のカットで行けたかも… と感じ、今回その方向で進めます。
まず、ジムキャノンのキャノンパーツを白線で3分割。首パーツは捨てちゃいます。
分割したキャノン基部は、首側に1mm増幅。肩外側は、2mm増幅し、スペースの関係で削れてしまったキャノン取り付け部を円に修正。
胸は、こんな感じ。コックピット側は、1.5mm残して削除。ボディー側面上側の削除。
それと、キャノン基部に干渉する方上部を削除。
で、マスキングテープで胸パーツを仮固定し、キャノン基部パーツと胸ダクトに橋渡しする様にプラ板を貼り、ダクト先端に向かって削り込む。
因みに、貼り付けたり幅増ししたりする時、サイズや角度をきっちり測ってプラ板を切り出す方もいますが、俺は、大まかに切り出して後から成形するスタイルです。(∀`*ゞ)テヘッ
その後、強度アップとフィッティングの為、セロハンテープでマスキングして隙にエポパテを充填。
乾燥速度と、フィッテングを考えると、ポリパテの方がいいですぉ。
エポパテは、粘土状で硬い事と、粘着力が強いので、若干無理な取り付けでも強引に隙間を補え、接着剤的な使い方ができますが、1度剥がして再接着…なんてする時に『こんな隙間なかったはずなのに…(;・∀・)』なんて事が良く起こります。
参考として、キャノンパーツのフィティングを紹介。白矢印部を密着させるようにすると良いです。
次は、胸ダクト内部パーツ。
前回は、完全自作しましたが、今回は、OYWのダクトパーツをベースにブルーの外装を取り付けつつフィッティングを確認しながら加工します。
OYWダクトに1.0mmプラ板で囲いを付ける感じで加工。プラ板を直角に切り出す以外難しい点はない。
ある程度仕上がったところで一旦取り付けてフィッティングの確認。OYWパーツがベースなのでパーツの干渉に注意する以外特に問題なし。
外装を取り付けて再びフィッティング。
やや干渉個所・・・主に、加工したパーツの大きさですね。を調整して、付けたまま外装を付ける予定でしたが、外装を付けた後にダクトを付ける方法に変更。
そして、キャノンパーツを取り付けて、再再度フィッティング調整と。
こんな感じで、写真で見ても特に難しい箇所は無し。 前回の方がよっぽど苦労しました。
2回目だからね〜(^^)/
2021/08/06
今日は、ランドセルから。
OYWのランドセルフレームに、ジムキャの外装を被せる事で加工します。 フィッティングを確認すると、ビームサーベルフォルダを切り取れば、ほぼ同じ大きさ。
取り付け位置もOYWのまま行けそうです。
まず、OYWランドセルからビームサーベルフォルダとディテールを削り落として再確認。
やや全長が足らず、バーニア出口もやや幅不足。
なので、赤線で一旦削除し全長1mm延長、バーニア出口を0.5mm幅増し。
ジムキャランドセルは赤丸の内側突起を全削除します。
で、こんな感じ。
背中とランドセルのフィッティングは奇跡的にばっちり。 ちょろいぜ(-。-)y-゜゜゜
次回は、ロケットバズーカと、ふくらはぎのバーニアだなぁ〜
2021/08/16
予告通り今日はロケットバズーカをスクラッチ。HGUCのロケットバズーカ仕様の画像を参考に作りました。
なので、少々形状が違っていたり、サイズ感が違うと思いますが、大事なのは雰囲気だから・・・(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
まず、完成画像から。
パーツは、4分割できるようにしてます。 砲身は前半後半で太さを変えてます。
初めは、8mmプラパイプ一本物で作ろうと考えていたのですが、作っていくと何となく違うんですよ。何がと言うと困るんですが・・・なんかね、弱々しいんですよ。
なので、前半は8mmプラパイプを83mm。後半は、waveのGーTANK(L)長さそのまま。ちなみに外形11mm。
● 先端から行ってみますか。写真右の左下。
砲身は8mmプラパイプ。 砲身下のグリップガード風のパーツは、ジム2.0ハイパーバズーカの肩当ての一部から移植。
砲身内は、2重構造にしてみました。HGUCも2重構造だったんでね。使ったパーツは、手芸店で見つけたメタルパーツをやや削ってサイズ調整して仕込みました。
● 砲身後部 写真の左上
マガジンとその基部は、陸戦ガンダム180mm砲のマガジンとその基部。基部前方にブラ板箱組で形状をHGUCに寄せてます。
マガジンは、そのままでは厚みが薄く感じたので、1mmプラ板をサンドイッチ。
全長もやや短かいので、形状をまねてプラ板箱組でやや延長。
肩当ては、ハイパーバズーカのものを利用。
砲身後端は、waveの何とかバーニア(∀`*ゞ)テヘッ
HGUCと形状違うけど、要は、雰囲気ヨ。
● 本体
グリップはハイパーバズーカを利用して加工してますが、基本プラ板箱組。
初めは、プラ板を1発で切り出して作る予定でしたが、結構形状が複雑で、切り出していくとどうしても直角が出しにくい。仕方がなくプラ板箱組3個の組み合わせで作ってます。
接続ポイントは、ダクトの後端と本体上に付く三角パーツの手前。(1枚目の写真を拡大してどうぞ)
たぶん、こんな組み方する人いないでしょうねー。 自分は、こんな分割得意なので。
● 上部構造物
側面の台形パーツとダクト?、メインカメラ?キャリーハンドル風パーツ、すべてプラ板箱組か積層からの削り出し。
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