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 3/1 お久しぶりです。 MGジム2.0が発売されましたね。模型誌での取り扱いが少なく、残念なことです。 私も1機入手しました。開発中のジム指揮官機と比較して紹介しようと考えていますが、今日はダブルゼータです。
 今日は、スカスカな裾の内側に手を入れます。
 今回は、このシリンダーギミックの作成方法を紹介します。
 金属パーツとプラパーツは簡単に接着できない為、少々面倒な加工が必要ですが、加工はそれほど難しくありません。
 少々加工工具を入手する必要がありますが・・・

 まず、シャフト部分を3mmアルミパイプから切り出します。こちらも長さは17mm。アルミパイプはカッターで切断できます。
 アルミパイプは、外側と内側のバリを取ります。赤矢印のように指で手前に引きつつ、ヤスリを押すようにかけると綺麗に行きます。
 次に、シャフト先端のプラパーツへの取り付け部。2mmプラ棒を回しながらカッターでぐるりと1周傷付けたら、デザインナイフで傷に向けて削り込み、アルミパイプに取り付けます。ややきつめに仕上げた方が抜けにくい。当然か・・・最終的には瞬間接着剤で固定します。
 次はシェルケース。パイプカッターで5mm真鍮パイプ17mmを2本カットします。 切断面内側にバリが残るので、丸ヤスリで綺麗に面取りしておきます。左が面取り後。
 こいつにプラパーツへの取り付け基部とシャフトの取り付け加工をします。
 写真の様に1mmプラ板を適当に切り出し、5mmパイプを取り付けられるように加工します。今回は、パイプを密着させる為『黒ぽち』の間隔は5mmです。2枚有れば良いのですが、失敗することを考え余計に切り出しました。
 『黒ぽち』はパイプ取り付け部の穴あけガイドです。0.5mmドリルで『黒ぽち』に穴を開けたら、徐々にドリルを大きくして行き、4mmまでサイズアップ。この穴に短く切った4mmプラ棒を接着します。Plastryct製です。洋プラ材は日本のプラ材よりプラが柔らかく、ガッチリと接着できるので気に入ってます。
 試に真鍮パイプを差し込むと・・・0.5mm程隙間が・・・ゴミだぜ(-_-;)
 次に本体への取りつけ基部。
 適当に切ったプラ板に穴を空け、市販のポリパイプを取り付けます。先端は線香であぶって軽く抜け止め加工。
 ちらりと見えているのはパイプ取りつけパーツ。アルミシャフトに合わせて3mmの穴を空けています。偏って穴の空いたこのパーツはゴミ。
 穴を空ける時は、裏表中心に印を付けて0.5mmドリルから、徐々にサイズアップしつつ両側から穴を空けていくと、始めは偏って穴が空いても、最終的にはど真ん中に修正できます。それを怠けた結果ですね・・・
 ここまで加工してしまえば、後はパイプ取り付け部の余計なプラ板をカットして組み立てるだけ。ね、簡単でしょ!? キットへの取り付けはいろいろ工夫してみてください。塗装では味わえないリアルな金属表現が可能です。
 因みに真鍮パイプは、輝きを上げるため金属磨き剤『ピカール』を使って徹底的に磨き上げた後、くすみ防止としてクリアーを塗ってます。『ピカール』は金物屋さんで買えます。購入当時の価格で¥290。


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